【霓虹之声】·伊豆的舞女(08)

发表于 讨论求助 2021-10-10 08:32:52

踊子の髪が豊か過ぎるので、十七八に見えていたのだ。その上娘盛りのように装わせてあるので、私はとんでもない思い違いをしていたのだ。

男といっしょに私の部屋に帰っていると、まもなく上の娘が宿の庭へ来て菊畑を見ていた。踊子が橋を半分ほど渡っていた。四十女が共同湯を出て二人のほうを見た。踊子はきゅっと肩をつぼめながら、しかられるから帰ります、というふうに見せて急ぎ足に引き返した。

由于舞女的头发过于中盛,我一直认为她有十七。八岁, 再加上她被打扮成妙龄女郎的样子,我的猜想就大错特错了。

我和那个男人回到我的房间,不久,那个年长的姑娘到旅馆的院子里来看菊花圃。舞女刚刚走在小桥的半当中。四十岁的女人从公共浴场出来,朝她们俩人的方向望着。舞女忽然缩起了肩膀,想到会挨骂的,还是回去的好,就露出笑脸, 加快脚步回头走。

四十女が橋まで来て声を掛けた。

「お遊びにいらっしゃいまし。」

「お遊びにいらっしゃいまし。」

上の娘も同じことを言って、女たちと帰って行った。男はとうとう夕方まですわり込んでいた。

夜、紙類を卸して回る行商人と碁を打っていると、宿の庭に突然太鼓の声が聞こえた。私は立ち上がろうとした。

「流しが来ました。」

「ううん、つまらない。あんなもの。さ、さ、あなたの手ですよ。私ここへ打ちました。」と、碁盤をつつきながら紙屋は勝負に夢中だった。私はそわそわしているうちに芸人たちはもう帰り道らしく、男が庭から、「今夜は。」と声を掛けた。

四十岁的女人来到桥边,扬起声音来叫道:"您来玩啊!"

年长的姑娘也同样说着:"您来玩啊!"她们都回去了。 可是那个男人一直坐到傍晚。

夜里,我正和一个卸下了纸头的行商下围棋, 突然听见旅馆院子里响起了鼓声。我马上就要站起身来。

 "串街卖艺的来了。"

 "哼哼,这些角色,没道理。喂,喂,该我下子啦。我已经下在这里,"纸商指点着棋盘说。他入迷地在争胜负。

 在我心神恍惚的当儿,艺人们似乎就要回去了,我听见那个男人从院子里喊了一声:"晚上好啊!"

 我到走廊里向他招手。艺人们悄声私语了一阵,然后转到旅馆门口。 三个姑娘随在那个男人身后,顺序地道了一场"晚上好",在走廊上垂着手,象艺妓的样子行个礼。我从棋盘上看出我的棋快要输了。

私は廊下に出て手招きした。芸人たちは庭でちょっとささやき合ってから玄関へ回った。男の後ろから娘が三人順々に、

「今晩は。」と、廊下に手をついて芸者のようにお辞儀をした。碁盤の上では急に私の負け色が見え出した。

「これじゃしかたがありません。投げですよ。」

「そんなことがあるもんですか。私のほうが悪いでしょう。どっちにしても細かいです。」紙屋は芸人のほうを見向きもせずに、碁盤の目を一つ一つ数えてから、ますます注意深く打って行った。女たちは太鼓や三味線を部屋のすみにかたづけると、将棋盤の上で五目並べを始めた。そのうちに私は勝っていた碁を負けてしまったのだが、紙屋は、

「いかがですもう一石、もう一石願いましょう。」と、しつっこくせがんだ。しかし私が意味もなく笑っているばかりなので紙屋はあきらめて立ち上がった。

娘たちが碁盤の近くへ出て来た。

"已经没有办法了。我认输。"

"哪里会输呢?还是我这方不好啊。怎么说也还是细棋。"

纸商一眼也不朝艺人那边看,一目一目地数着棋盘上的目数,愈加小心在意地下着子。女人们把鼓和三弦摆在房间的墙角里,就在象棋盘上玩起五子棋来。这时我本来赢了的棋已经输了。可是纸商仍然死乞白赖地要求说:

"怎么样?再下一盘,再请你下一盘。"

但是我一点意思也没有,只是笑了笑,纸商断了念,站起身走了。

姑娘们向棋盘这边靠拢来。

「今夜はまだこれからどこかへ回るんですか。」    

「回るんですが。」と、男は娘たちのほうを見た。

「どうしよう。今夜はもうよしにして遊ばせていただくか。」

「うれしいね。うれしいね。」

「しかられやしませんか。」

「なあに、それに歩いたってどうせお客がないんです。」

そして五目並べなぞをしながら、十二時過ぎまで遊んで行った。

踊子が帰ったあとは、とても眠れそうもなく頭がさえざえしているので、私は廊下に出て呼んでみた。

「紙屋さん、紙屋さん。」

「よし。」と、六十近い爺さんが部屋から飛び出し、勇み立って言った。

「今夜は徹夜ですぞ。打ち明かすんですぞ。」

私もまた非常に好戦的な気持ちだった。

"今天夜里还要到哪里去巡回演出吗?"

"还想兜个圈子。"那个男人说着朝姑娘们那边看看。

 "怎么样,今天晚上就到此为止,让大家玩玩吧。"

 "那可开心,那可开心。"

 "不会挨骂吗?"

 "怎么会,就是到处跑,反正也不会有客人。"

 她们下着五子棋什么的,玩到十二点钟以后才走。

 舞女回去之后,我怎么也睡不着,头脑还是清醒异常,我到走廊里大声叫着。

 "纸老板,纸老板!"

 "噢......"快六十岁的老爷子从房间里跳出来,精神抖擞地答应了一声。

 "今天夜里下通霄。跟你说明白。"

 我这时充满非常好战的心情。

その次の朝八時が湯ケ野出立の約束だった。私は共同湯の横で買った鳥打ち帽をかぶり、高等学校の制帽をカバンの奥に押し込んでしまって、街道沿いの木賃宿へ行った。二階の戸障子がすっかりあけ放たれているので、なんの気なしに上がって行くと、芸人たちはまだ床の中にいるのだった。私は面くらって廊下に突っ立っていた。

私の足もとの寝床で、踊子がまっかになりながら両の掌ではたと顔を押えてしまった。彼女は中の娘と一つの床に寝ていた。昨夜の濃い化粧が残っていた。唇と眦の紅が少しにじんでいた。この情緒的な寝姿が私の胸を染めた。彼女はまぷしそうにくるりと寝返りして、掌で顔を隠したまま蒲団をすべり出ると、廊下にすわり、「昨夜はありがとうございました。」と、きれいなお辞儀をして、立ったままの私をまごつかせた。

已经约好第二天早晨八点钟从汤野出发。我戴上在公共浴场旁边买的便帽,把高等学校的学生帽塞进书包,向沿街的小旅店走去。二楼的纸隔扇整个地打开着, 我毫不在意地走上去,可是艺人们都还睡在铺垫上。我有些慌张,站在走廊里愣住了。

在我脚跟前那张铺垫上,那舞女满面通红,猛然用两只手掌捂住了脸。 她和那个较大的姑娘睡在一张铺上,脸上还残留着昨晚的浓汝,嘴唇和眼角渗着红色。 这颇有风趣的睡姿沁入我的心胸。她眨了眨眼侧转身去,用手掌遮着脸,从被窝里滑出来,坐到走廊上。

"昨晚谢谢您!"她说着,漂亮地行了礼,弄得我站在那儿不知怎么是好。

 

朗读:圆圆

原著:伊豆的舞女

译者:叶渭渠

 

 


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